大きい熱盤と小さい熱盤、温度ムラが出やすいのはどっち?【Q&A】中編 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2013/07/31

大きい熱盤と小さい熱盤、温度ムラが出やすいのはどっち?【Q&A】中編

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HLPカートリッジヒーターを均等に差し込んで、金属ブロックを加熱したとき
  A: 200角の熱盤
  B: 300角の熱盤
では、どちらのほうが温度ムラが起きにくいのでしょうか?

前回唐突に始まりました、このクエスション。
答えはどちらか、じっくりと考えられましたでしょうか?

では、実際に検証に入って行きましょう。弊社の実証データをご覧ください!


温度ムラ、どうやって確認しよう?

一般的に、温度分布がよい、と推奨されている、カートリッジヒーターの設置方法があります。
その方法に従って加熱を行い、温度ムラの大小を確認してみます。
その推奨方法とは下記の通り。


  1. 熱盤の厚みはヒーター径(φd)に対し、3倍以上
  2. ヒーター間の距離は等間隔とし、ヒーター径(φd)に対し、3倍以上


まずはスタンダードに、 この方法にて、試験をしてみます。
(これ以上に温度分布をよくする方法もございますが、まずは一般的な方法を行います。)

実際に測ってみた!

試験に使用したのはこれらのヒーター。
ヒーターの熱量(W)は、それぞれ金属の比熱より、500℃に加熱するための必要熱量を個別に算出、同等とした。



結果は..!

長くなっちゃいましたので、次回に持ち越しましょう!!(ええ~!) 
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