真空と大気・・温まり方が違う!?【Q&A】前編 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2014/04/07

真空と大気・・温まり方が違う!?【Q&A】前編

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突然ですが・・「うち、真空なんです!!」

・・という人はいないはず。
そう、真空なんて、身近な言葉じゃないじゃない?!そんな風に感じますよね。
でも、産業の分野においてはそうでもないんです~。

様々な分野で、真空雰囲気下でのモノづくりが行われています。


真空雰囲気って!?

モノづくりが行われている!と来れば、当然そこで活躍しているのが、我々が誇るヒーターです。


▲弊社に設置されている試験用真空チャンバー
このような真空チャンバーは、そんな真空雰囲気を作れる一例の設備です。

▲真空度とその圧力表

ポンプで空気を引いていくのですが、一気に引けるものではありません。

真空度が高いものになってきますと、粗引き用、本引き用と2種類以上のポンプが必要になるケースも。

左の表はその真空度と圧力をグラフ化したものです。
真空化では酸素が少なくなっており、その点から、食べ物の酸化を防ぐ目的で、料理などでも活用されていますね。




真空と大気って温まり方は違うの!?

さてさて。前置きは置いておきまして。

真空中でヒーターを使うことがあるわけですから、気になる疑問点は以下一択でしょう。


Question:この真空雰囲気の中と、大気中と、
温まり方に違いはあるのでしょうか。
真空中は気体がないため、伝導は難しいことがわかります。
その他では、熱の伝わり方は違うのでしょうか?

KAWAI:輻射に関しては、太陽が地球に熱を伝えるように、
真空化であっても熱を伝えます。
伝導に関しては・・・実際に試験したデータをご覧ください!!


次回、真空チャンバーが大活躍します!!
結果やいかに?!



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