どう危険なの!?植物油とトランス脂肪酸-その2 | 熱のことなら-【熱闘ブログ】

2013/07/19

どう危険なの!?植物油とトランス脂肪酸-その2

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こんにちは、小林です。


前回、高温処理した植物油「マーガリン」や「ホイップクリーム」についてお話しました。

採り方によっては危険ということで締めましたが、じゃあ果たしてどう危険なのでしょう??

植物油はどう危険?


「マーガリンは危険!」、「マーガリンは虫も寄り付かず腐らない」ということは知っている方は多いかもしれません。
でも、それだけの知識では、気づかずにスーパーで買ってしまう機会も多いと思います。

味はよーく味わわないとわからないレベル(だと思います)。
地元のスーパーで調べたところ、ホットケーキミックスは価格が最も高い商品以外、ほぼ全てに入っていました。

「ラクトアイス」と表示されているアイスクリームにも。
デザートのコーナーのものもほぼ入っていました。
スティックコーヒーも、全てに入っていました。

知らずに摂取している植物油・・コーヒーポーションも



それもそのはず、コーヒーミルク(ポーション)は植物油なんです。

また、ファミレスのドリンクバーにある「カフェラテ」のミルクは、植物油を乳化剤で水を混ぜ、添加物で白く濁らせたものだそう。


うん、ざーっと見ただけでもすごい頻度です。

安いものを提供するには、流通、人件費、原料を抑えるしかないですから、安いものほど使われる傾向にあります。

さて本題。


そのトランス脂肪酸、いわゆる悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを侵害する、ということを、農林水産省も報告しています。

その結果、心臓病のリスクが高まるということです。
他にも、免疫機能の衰えによる「花粉症などのアレルギー症状」や、
老廃物の排出が妨げられる「加齢臭などの体臭が強くなること」なんかも指摘されています。
WHOからは、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告をしています。
日本人が一日に消費するエネルギーは平均で約1,900 kcalですので、平均的な活動量の場合には一人一日当たり約2グラム未満が目標量に相当します。(農林水産省HPより)
問題は、日本は欧米との食文化の違いから、摂取量は低いだろう、影響は少ないだろうという視点から、なにも規制がかかっていないということです。
海外では許容含有量を限りなく少なく規制し、販売自体が不可能だったり、量を記載する決まりがあったりしています。
マスコミも取り上げる機会が少ないため、知る機会も少ないという。。

消費者が興味を持つことが大事かも・・


乳脂肪の含有量で、表記方法が定められていますから、現段階では消費者が目を肥やすしかないということなのですねー。

スーパー、コンビニの惣菜は幸い、原材料表示があります。
それを見て買う、がいいですが、みればわかりますが入っていないものを探す方が難しい..まして外食産業は、何を使っているか、わからないことが多いです。

植物油脂によるクリームを「生クリーム」と表現することは禁止されているので、「ホイップ」と書かれていた場合は100%植物油脂含有です。
信頼できる原材料を買って自炊が1番のようですね。

じゃあ植物油は全部食べれないの?..ということではないのでご安心ください。
まだまだ油は知らないことだらけ..


ということで次回に続きます!    

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